アプリの製作依頼

今回はアプリ制作依頼のお話です。

フリマアプリ最大手のMカリさんやSダンさんとは差別化したフリマアプリを作成したいとのことでご相談を受けました。

アプリの内容としては、「ユーザー側が価格を提示して欲しい品物を募集する」という、逆オークションというか、フリマの概念を逆転させたような機能を最大のアイデアとしたアプリとのことです。

iPhoneで動作するアプリを希望とのことで、アップルストアでの配布を想定しており、既に見積も何社か取っていました。
複数社の見積を総合すると、2000万円程度の開発規模だったようです。

ただ、依頼者様は開発費用を融資で賄おうとしていたようですが、残念ながら公庫の審査に通らなかったとのことでした。

そこで、レベニューシェア(売上に応じた割合での支払い形態)のような形でやってもらえないかとのご相談でした。

諸々のお話をお伺いして、現状では殆どまったくと言っていいほど支払える原資が無いとのことで、このまま当社が完全持ち出しの形で作業を進めるのはリスク分担の観点からも現実的ではないとの判断で、今回は残念ながらお引き受けには至りませんでした。

アプリの開発に関しては、かなり具体的に画面遷移というか個々のUIみたいなものまで作り込んでいたり、デザイナーや税理士、弁護士等の協力者も見つけていたりと開発の意気込みとある程度の具体性は持っていたようなので、企画自体が頓挫してしまうのは大変もったいないお話です。

当社が想定する進め方としては、まず、スマホのアプリとしてではなく、WEBデータベースサイトとしてサービスをスタートします。
(WEBデータベースについてはこちらに詳しく記載がございます)
理由・利点としては大きく2つあります。

利点の1つ目としては、プラットフォーム(閲覧環境)に依存しないということです。
インターネット上のWEBサイトとして設置されますので、スマホ・タブレット・PC等どんなデバイスからも閲覧可能で、一つの仕組み(プログラム)を作るだけで、どのデバイスにも同じ機能を提供できます。

利点の2つ目は、開発コストを抑えられることです。
ここでいうコストとは、費用だけでなく、期間や手間も含みます。
例えばiPhoneアプリとして開発したら、当然iPhoneユーザーしか使用できません。Androidユーザーにも利用してもらおうと思ったら、Andoroid向けに新たにアプリとして制作しなければなりません。さらにアプリ配布にあたってはアップル社やグーグル社それぞれ審査を受ける必要もあります。
一方、最初にWEBデータベースサイトとして作っておけば、ブラウザで機能するので、iPhoneユーザーもAndoroidユーザーも何もインストールすることなくデフォルト環境で利用できます。
WEBサイトですので、アクセス解析等から需要の把握やどのデバイスからのアクセスが多いか等の分析も可能なので、しばらく運用してみて、得られた収益や解析の結果を見てからスマホアプリの開発を検討・判断しても遅くはないかと思います。

WEBデータベースサイトでのスタートアップなら、依頼者様が取った見積概算金額より費用はかなり抑えられます。

もし、こちらをお読みになり、このアプリ(サイト)を運営したい、買いたいという方がいましたら是非下記のお問い合わせからご連絡お願いします!
また、似たようなアプリを考えてた、とか、こんなことってできるの?みたいな別の新たな案件でもお気軽にご相談いただけます。
(ちなみに、今回は出資者等を募る目的もあったことから、ご相談者様にお断りを入れた上で制作物の内容や目的等を細かく掲載しておりますが、通常、アプリ制作依頼は秘密厳守でやっておりますので、ご安心くださいませ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です